スペイン語の発音の特徴
Posted On 2024年9月9日
スペイン語の発音にはいくつかの特徴があります。スペイン語はその発音が比較的一貫しているため、綴りと発音が一致することが多いです。以下に、スペイン語の発音の主要な特徴を示します。
1. 母音の発音
スペイン語の母音は、英語よりも少ない音の種類で比較的単純です。母音の発音は基本的に一貫しており、母音の長さや強弱で意味が変わることはありません。
- A: [a] (日本語の「ア」に近い)
- 例: casa(家)
- E: [e] (日本語の「エ」に近い、やや開いた音)
- 例: mesa(テーブル)
- I: [i] (日本語の「イ」に近い)
- 例: amigo(友達)
- O: [o] (日本語の「オ」に近い)
- 例: sol(太陽)
- U: [u] (日本語の「ウ」に近い)
- 例: luna(月)
2. 子音の発音
C と Z
- C: e または i の前で「θ」(英語の「th」に似た音)として発音される(主にスペインで)。例えば、cielo(空)は「θielo」と発音します。a, o, u の前では「k」と発音されます(例: casaは「kasa」)。
- Z: スペインでは「θ」と発音され、ラテンアメリカでは「s」と発音されます(例: zapatoはスペインで「θapato」、ラテンアメリカで「sapato」)。
J
- J: 喉の奥で発音される音で、英語の「h」に似ていますが、もっと強く発音します。例: jugar(遊ぶ)は「huɣar」と発音します。
LL と Y
- LL: スペイン語の地域によって発音が異なります。カスティーリャでは「ʎ」(英語の「y」よりも舌が上に位置する音)として発音されることがありますが、ラテンアメリカでは「ʝ」や「ʃ」(英語の「sh」に似た音)として発音されることが多いです。例: llama(火)は「ʎama」または「ʝama」と発音されます。
- Y: 通常、母音の前で「ʝ」(英語の「y」よりも強い音)として発音されることが多いですが、カスティーリャでは「ʃ」(英語の「sh」)の音になることもあります。例: yo(私)は「ʝo」または「ʃo」と発音されます。
R と RR
- R: 単独の r は軽い音で、英語の「d」よりも強いです。例: pero(しかし)は「peɾo」と発音します。
- RR: 口の中で強く振動させる音で、英語の「r」よりも多くの振動があります。例: perro(犬)は「peɾɾo」と発音します。
3. 強勢とアクセント
- スペイン語の単語には強勢(アクセント)があり、通常は単語の最後の母音によってどこに強勢を置くかが決まります。強勢が変わると意味が変わることもあります(例: papá(お父さん)と papa(ジャガイモ))。
- 強勢を示すために、アクセント記号(´)が使われます。例: tú(あなた)と tu(君の)。
4. イントネーション
- スペイン語のイントネーション(話の抑揚)は英語と異なることがあり、特に疑問文のイントネーションは文頭と文末に上昇する傾向があります(例: ¿Cómo estás?(元気ですか?))。
5. 複音字と特殊な発音
- CH: 英語の「ch」に似た音で発音されます(例: chico(男の子))。
- QU: 「k」と発音されます(例: que(何))。
- GU: 「ɡ」と発音され、e や i の前では「ɡ」となり、母音の前では「ɡ」を発音します(例: guitarra(ギター))。
これらの発音の特徴を理解することで、スペイン語のリスニングやスピーキングがしやすくなります。
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