スペイン語の名詞と「性」
Posted On 2024年9月7日
スペイン語の名詞(sustantivo)は、物、人物、場所、概念などを表す言葉で、文の中で主語、目的語、補語などとして使われます。名詞の基本的な特徴と分類について詳しく説明します。
名詞の基本的な特徴
- 性別
スペイン語の名詞は、男性名詞(masculino)と女性名詞(femenino)のいずれかに分類されます。名詞の性別は、形や意味によって決まることが多いですが、覚える必要があります。- 男性名詞:通常は「-o」で終わる。例:libro(本)、niño(少年)
- 女性名詞:通常は「-a」で終わる。例:mesa(テーブル)、niña(少女)
ただし、例外もあり、性別が形に現れない名詞も存在します。たとえば:
- el día(日、男性名詞)
- la mano(手、女性名詞)
- 数
名詞は単数(singular)または複数(plural)で表されます。通常、複数形は単数形に「-s」または「-es」を追加することで作ります。- 単数:libro(本)、niña(少女)
- 複数:libros(本たち)、niñas(少女たち)
単数形が母音で終わる場合は「-s」を、子音で終わる場合は「-es」を追加します。
- 母音で終わる名詞:amigo(友人) → amigos(友人たち)
- 子音で終わる名詞:hotel(ホテル) → hoteles(ホテルたち)
- 冠詞
名詞の性別と数によって冠詞が変わります。冠詞は、名詞の前に置いて名詞を限定します。- 定冠詞(特定のものを指す):el(男性単数)、la(女性単数)、los(男性複数)、las(女性複数)
- 不定冠詞(不特定のものを指す):un(男性単数)、una(女性単数)、unos(男性複数)、unas(女性複数)
例:
- el libro(その本)
- una mesa(1つのテーブル)
- 名詞の種類
- 普通名詞(sustantivo común):一般的な物や人、場所、概念を指します。例:pelota(ボール)、ciudad(都市)
- 固有名詞(sustantivo propio):特定の物や人、場所を指します。例:Juan(フアン)、Madrid(マドリード)
- 抽象名詞と具体名詞
- 抽象名詞(sustantivo abstracto):感情、状態、概念など、目に見えないものを指します。例:amor(愛)、libertad(自由)
- 具体名詞(sustantivo concreto):実際に存在し、感覚で感じることができるものを指します。例:silla(椅子)、árbol(木)
例文
- 男性名詞の単数:El coche está en el garaje.(車はガレージにある。)
- 女性名詞の単数:La casa es grande.(その家は大きい。)
- 男性名詞の複数:Los libros están sobre la mesa.(本たちはテーブルの上にある。)
- 女性名詞の複数:Las niñas juegan en el parque.(少女たちは公園で遊んでいる。)
名詞の性別や数に関するルールはスペイン語の文法の基本ですので、理解しておくと文法や会話がスムーズになります。
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