世界のインフレ事情
Posted On 2025年9月22日
世界のインフレ事情をざっと把握すると、「国によってだいぶ差がある」「先進国のインフレはある程度落ち着きつつある」「新興国・途上国ではまだ高め」「ハイパーインフレ危機を抱える国もある」といった構図が見えてきます。以下、データと傾向を整理します。
🌐 世界全体の状況(最近の数字)
📊 国・地域ごとの例
以下、いくつかの国・地域で目立つケースです:
国/地域 | 年間インフレ率 / 最近の動向 | 特記事項 |
---|---|---|
イギリス | 約 3.8%(2025年8月) | 食料品・燃料価格の上昇が続いており、BOE(イングランド銀行)は利下げを慎重に検討中。Reuters |
ロシア | 約 8.1%(8月) | 前月の 8.8%から若干低下。政策で制御を試みているものの、成長は鈍化傾向。Reuters |
アルゼンチン | 数百パーセントに達する“超インフレ”状態だったが、最近は政策の影響で低下傾向。ウィキペディア | |
ベネズエラ | ハイパーインフレ状態が続く(100%以上) | 重度の通貨安・生活コスト急上昇・社会不安など深刻。ウィキペディア |
インド | 数%~5%前後で比較的落ち着きつつある | 年間での変動はあるが、先進国と比べてやや高め。ウィキペディア |
欧州(地域平均) | 先進国平均同様、おおよそ2~3%程度 | 食料・エネルギーコストが抑制要素になってきており、コアインフレの動きが注目されている。global-rates.com+2OECD+2 |
🔍 インフレがなぜ起きているか・要因の比較
世界のインフレにはいくつかの共通要因と、国ごとに特有な要因があります。
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共通要因
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エネルギー価格の変動(原油・ガスなど) → 輸送コスト・電力コストに波及。
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サプライチェーンの乱れ → コロナ以降の物流、部品不足など。
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食料価格の高騰 → 気候変動・天候異変・肥料価格など。
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国別要因
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通貨安/為替ショック:輸入依存が高い国では輸入品コストの上昇が直接インフレにあたる。
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財政政策・金融政策の違い:利上げ/利下げ、補助金政策、税の取り扱いなど。
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政治・経済の不安定性:政府の信頼性、債務問題、輸入制限などがインフレを助長する。
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⚠️ 見えてきたリスク・注目点
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新興国・途上国ではインフレ高止まりの可能性が高く、生活コストの上昇が貧困層に強く響いている。
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先進国でも「コアインフレ(食料・エネルギーを除いたインフレ)」がなかなか目標値近くまで下がらないところがある。
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政策対応のタイミングが遅れると、インフレ期待が高まって賃金・価格が持続的に上昇する“賃金‐価格スパイラル”の恐れがある。
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