スペイン語の否定文の仕組み
Posted On 2024年9月7日
否定文の基本的な作り方
- 否定詞「no」を使う スペイン語で最も基本的な否定詞は「no」です。動詞の前に「no」を置くことで、文全体を否定します。
- 肯定文:Tú hablas español.(君はスペイン語を話す。)
- 否定文:Tú no hablas español.(君はスペイン語を話さない。)
- 否定詞の位置 否定詞「no」は動詞の直前に置きます。動詞が複数語からなる場合は、否定詞「no」が動詞群の最初に置かれます。
- 単一動詞:Ella come.(彼女は食べる。)
否定文:Ella no come.(彼女は食べない。) - 複数動詞:Quiero ir al cine.(映画館に行きたい。)
否定文:No quiero ir al cine.(映画館に行きたくない。)
- 単一動詞:Ella come.(彼女は食べる。)
- 二重否定 スペイン語では、否定文に二重否定を使うことがあります。通常、文中に「no」とともに「nada」(何も)、「nunca」(決して)、「nadie」(誰も)などの否定語を使います。これにより、強い否定が表されます。
- 例:No tengo nada.(何も持っていない。)
No voy nunca.(決して行かない。) - 例:No conozco a nadie.(誰も知らない。)
- 例:No tengo nada.(何も持っていない。)
- 否定代名詞や否定副詞
- 否定代名詞:nada(何も)、nadie(誰も)、ninguno/a(どれも/誰も)
- 例:No tengo nada.(何も持っていない。)
- 例:No hay nadie aquí.(ここに誰もいない。)
- 否定副詞:nunca(決して)、jamás(決して)、tampoco(〜もまたない)
- 例:Nunca lo haré.(決してそれをしない。)
- 例:No me gusta el café tampoco.(コーヒーもまた好きではない。)
- 否定代名詞:nada(何も)、nadie(誰も)、ninguno/a(どれも/誰も)
- 否定の強調 強調のために、否定的な副詞や形容詞を使うこともできます。
- 例:No es absolutamente necesario.(絶対に必要ではない。)
否定文の例
- 単純な否定文
- Él no trabaja hoy.(彼は今日は働かない。)
- Nosotros no vamos a la fiesta.(私たちはパーティーに行かない。)
- 否定詞を使った否定文
- No quiero ver esa película.(その映画は見たくない。)
- Ella no entiende nada.(彼女は何も理解していない。)
- 二重否定を使った否定文
- No tengo ningún problema.(どんな問題も持っていない。)
- Nunca voy a esa tienda.(決してその店に行かない。)
注意点
- 否定詞「no」は、スペイン語の否定文で最も一般的で基本的な方法ですが、文脈や強調によって他の否定語や方法と組み合わせることもあります。
- 否定形を作る際には、否定語が文の意味を変えることがあるので、適切な否定語の使い方に注意しましょう。
これらの基本を理解しておくことで、スペイン語の否定文を効果的に使いこなせるようになります。
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